1 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:28:01.69 ID:IrTa3FjLO
じわじわ
翠星石「…」
むしむし
翠星石「…」
じりじり
翠星石「…」
JUM「えーっと、このxに代入を」
翠星石「…っ」3 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:30:17.10 ID:IrTa3FjLO
翠星石「JUM」
JUM「ん?」
翠星石「暑くないですか?」
JUM「夏だからな」
翠星石「翠星石は…」
JUM「翠星石は?」
翠星石「暑いのは苦手なんです」4 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:33:55.10 ID:IrTa3FjLO
JUM「へぇ、暑いのはダメなんだ」
翠星石「当たり前です。こんなか弱いお人形にこの暑さは堪えるです…」
JUM「でもなぁ、夏だし…」
翠星石「こんなに暑いだなんて聞いてねぇです!」バンッ
JUM「僕に当たらないでくれ」
6 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:40:27.13 ID:IrTa3FjLO
JUM「でもな、今年の夏はいつもより涼しいぞ」
翠星石「どこがですか!おめーも汗だくじゃないですか!」
JUM「夏に汗は付き物だ」
翠星石「ですですですっ!」ギャーギャー
JUM「暑いのは分かるが落ち着け」
翠星石「…なんでそんな涼しい顔できるんですか?」
JUM「日本人だからな」
翠星石「答えになってないです…」8 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:46:18.05 ID:IrTa3FjLO
JUM「汗を拭うタオル、生ぬるい風を送る扇風機、キンキンに冷えた麦茶。これさえあれば夏なんか余裕だ」
翠星石「はぁ」
JUM「毎年この暑さを耐えてるんだ。心得くらいあるさ」
翠星石「翠星石は北欧の方にずっと居たですから暑いのはちょっと…」
JUM「へぇ、北欧か」
翠星石「ですです」
ガチャ
のり「二人とも、おやつにしましょうか」
JUM・翠「はーい」13 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 10:51:06.66 ID:IrTa3FjLO
ガチャ
JUM「お、かき氷か」
のり「イチゴシロップよぅ!」
雛苺「いっただきまーすなのー!」
真紅「あら、美味しいわね」
翠星石「おいちょっと待て」
雛・紅「?」
翠星石「おめぇらお父様からいただいたドレスはどうしたですか!」
真紅「脱いだわ」
翠星石「ぬっ…?」
真紅「脱いだわ」31 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 14:31:49.84 ID:IrTa3FjLO
翠星石「ちょっとその言い方は誤解を招く気がするです」
真紅「誤解も何も事実じゃない」
雛苺「JUMのTシャツ涼しいのよー」
JUM「そうか、良かったな」
翠星石「…そんなに快適ですか?」
真紅「ええ。こんな暑さでドレスなんかバカらしいわ」33 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 14:35:47.99 ID:IrTa3FjLO
翠星石「…で、でもですね、薔薇乙女がそんなTシャツでうろうろするもんじゃねぇですよ」
のり「翠星石も着替えればいいじゃないのぅ」
翠星石「嫌です!お父様に失礼です!」
JUM「見てるこっちも暑苦しいんだよ」
雛苺「別にドレスでも構わないの。ヒナの視界にさえ入らなきゃね」
翠星石「ぐぬぬ…どいつもこいつも…!」36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 15:03:22.21 ID:IrTa3FjLO
真紅「それじゃあ言わせてもらうけれど…」
翠星石「ほほう」
真紅「あっ、こんなところに裸ののりが!」
ガラッ
蒼星石「何だって、それは大変だ!」
JUM「こいつは…」
翠星石「このバカ…」37 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 15:11:37.26 ID:IrTa3FjLO
真紅「ほら、蒼星石をご覧なさい」
蒼星石「え?僕?」
JUM「お、お前全裸じゃないかーーー!」ガビーン
雛苺「うわっ…」
翠星石「お、おばか!ドレスはどうしたですか!?」
蒼星石「ドレスはしまったよ。で、ちょっと水を浴びようと脱いだところで召集かけられたから…」
翠星石「普段はどうやってるんですか!」
蒼星石「Tシャツだよ」
真紅「ね、蒼星石もTシャツじゃない」
38 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 15:14:28.84 ID:IrTa3FjLO
翠星石「お前らときたら…薔薇乙女の誇りはどうしたですか」
蒼星石「だって暑いじゃない。Tシャツは楽だし」
真紅「それに楽だし」
雛苺「しかも楽なのよー」
JUM「それに引き換え、お前は馬鹿正直にドレスだろ?」
翠星石「馬鹿正直とは何ですか!」
45 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:09:15.20 ID:IrTa3FjLO
のり「蒼星石ちゃん、かき氷はいかが?」
蒼星石「あ、いただきます」
雛苺「ねぇ真紅、かき氷を考えた人ってすごいって思わない?」
真紅「そう?」
JUM「おい、メロンシロップは無いのか?」
のり「あるわよぅ」
翠星石「…」プルプル46 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:12:00.11 ID:IrTa3FjLO
蒼星石「いただきま…翠星石?」
JUM「座らないのか?」
雛苺「のり、おかわりなのー」
真紅「私もいただこうかしら」
翠星石「ムッキャアーーー!」
一同「!?」ビクッ
翠星石「お前らそこになおりやがれですッ!」48 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:16:15.29 ID:IrTa3FjLO
――――…
翠星石「翠星石達は何でしたでしょうか、真紅」
真紅「薔薇乙女よ」
翠星石「そう、そして翠星石達は何になるんでしたっけ、雛苺」
雛苺「アリスなの」
翠星石「正解です。では、アリスになる方法の一つは何ですか、蒼星石」
蒼星石「夏を満喫する」
翠星石「だっ、ダウト!」
蒼星石「へ?」50 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:20:22.09 ID:IrTa3FjLO
蒼星石「いきなりダウトだなんて、最近の翠星石はユニークだね」
雛苺「湯に行く?」
翠星石「おめーら、アリスになる気はあるんですか!?」
真紅「貴女、アリスゲームはもうこりごりですぅトホホ、って言ってたじゃない」
翠星石「それはそうですけど…でも今のおめーらはやる気が無さすぎです!」
雛苺「ハハッ」
翠星石「笑うんじゃないです!」51 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:24:51.16 ID:IrTa3FjLO
雛苺「ねぇ翠星石」
翠星石「あぁ!?」クワッ
JUM(乙女の顔じゃねーよ…)
雛苺「よく考えるの。夏を満喫するということは、それだけ何かを学ぶと言うことよ」
翠星石「は?」
雛苺「偉い人が言っていたの。よく遊び、よく遊べ。と」
蒼星石「?」
雛苺「翠星石、大人になるの」
翠星石「はぁーーー!?」ムカッ52 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:30:34.87 ID:IrTa3FjLO
雛苺「はぁ、だから大人になるのよ」
翠星石「い、い、言わせておけば…!」
蒼星石「翠星石、こんな話を知ってるかい?」
翠星石「…何ですか」
蒼星石「ある少女は、夏になるといろんな虫を捕まえてそれを売るんだ。一夏過ごすには十分すぎる金額になるといってたよ」
翠星石「誰の話ですか…」
蒼星石「水銀燈だよ」
翠星石「どいつもこいつも…!」53 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:34:54.81 ID:IrTa3FjLO
真紅「本当に?」
蒼星石「多分ね。呼んでみようか?」
翠星石「どうやってですか」
蒼星石「ジャンク、ジャーーーンク!」パンパン
ガラッ
水銀燈「何ですってぇ!?」クワッ
雛苺「あ、いらっしゃいなの」
翠星石(みんな単純すぎです…)56 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:40:33.62 ID:IrTa3FjLO
JUM「ん?その荷物は?」
水銀燈「え?虫取アミと虫かごよ」
真紅「本当だったのね…」
水銀燈「今日はイマイチね。カブトムシ、クワガタ、あとそのテの方向けに蛾とか…」
翠星石「ヒィィ、気色悪いですぅ!」
蒼星石「あだだだだだ!指挟まれた!」
水銀燈「商売道具だから優しく扱いなさい」57 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 17:49:41.99 ID:IrTa3FjLO
水銀燈「それにしても暑いわねぇ…」
真紅「あら、貴女はドレスなのね」
水銀燈「お父様からいただいたドレスよ?そう簡単に脱いでいいものじゃないわよ」
翠星石「その通りです!」
水銀燈「見たところ翠星石以外Tシャツじゃない。薔薇乙女失格よ。おバカさぁん…」
翠星石「まったくその通りです!流石は長女です」
水銀燈「当たり前の事を言ったまでよ」58 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:11:35.21 ID:IrTa3FjLO
真紅「でも…」
水銀燈「何かしら?」
真紅「汚れちゃうわよ、ドレス」
水銀燈「えっ」
蒼星石「…既に泥があちこちに」
水銀燈「いっ、いやぁーーー!」
のり「あら、これくらいなら大丈夫よ。JUM君にTシャツを借りて着替えてくれる?」
水銀燈「承知したわ!人間、Tシャツを寄越しなさい!」
JUM「ああ。待ってろ」
翠星石「…」60 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:19:35.07 ID:IrTa3FjLO
――――…
水銀燈「意外とTシャツも楽ね」
真紅「でしょう?」
水銀燈「翠星石、貴女は着替えないね?」
翠星石「ふんっ」プイ
蒼星石「ちょっと色々あってね…」
水銀燈「?」
雛苺「つまらない意地張ってるだけなのよ」
翠星石「ぐっ…」ムカッ
JUM「お前の分も用意してるぞ?」
翠星石「要らないったら要らないです!」62 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:31:39.86 ID:IrTa3FjLO
翠星石「あっ、そうです!」
蒼星石「何が?」
翠星石「金糸雀!あいつならドレスを着てるはずですぅ!」
雛苺「えー?」
翠星石「あぁっ、こんなところに卵焼きが!」
シーン
翠星石「…」
水銀燈「貴女、沸いてるんじゃないの?」
JUM「あーもしもし、金糸雀はいますか?」
翠星石「何かもう踏んだり蹴ったりです…」64 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:43:50.67 ID:IrTa3FjLO
JUM「10分で来るってよ」
翠星石「ああそう…」
真紅「そうそう、こないだエクソシスト観たのだわ」
水銀燈「良いわねぇ。私は映画全然観てないわぁ」
雛苺「久し振りにコマンドーが観たいの」
蒼星石「こないだの火垂るの墓はマジ泣きしたよ僕」
JUM「あれは悲しいよな」
翠星石「これが薔薇乙女の会話ですか…」65 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:47:13.60 ID:IrTa3FjLO
雛苺「ヒナは最近ゲームばっかりなの」
蒼星石「何のゲームだい?」
雛苺「ぷよぷよ7。面白いのよー」
蒼星石「僕は今弐寺だね」
真紅「私はゲームはちょっと…やっぱり読書ね」
水銀燈「最近アレ読んだわ、ワンピース」
真紅「漫画じゃない…」
翠星石「………」イライラ66 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:48:30.56 ID:IrTa3FjLO
ちょっと電池が切れそうなのだわ。
助けてほしいのだわ69 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 18:56:37.14 ID:IrTa3FjLO
家に着くまであと20分位なのだわ
久々にSSスレ立てるとこれなのだわ…90 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 21:45:26.51 ID:IrTa3FjLO
JUM「そうそう、今こち亀集めてるんだよ」
水銀燈「あら、読ませなさいよ」
真紅「私はジョジョの方が…」
蒼星石「あはは、ジャンルが違うよ」
雛苺「別物なのよー」
のり「それもそうねぇ」
あはははは…
翠星石「………」ブチッ
翠星石「ムッキャ」
ピンポーン…
翠星石「…はいはーい」91 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 21:48:28.24 ID:IrTa3FjLO
ガチャ
翠星石「はいはい、いらっしゃいです…」
男「あ、お届け物です。印鑑かサインを」
翠星石「え?あ、ごくろうさんです…」
翠星石(金糸雀遅いですねぇ)
男「はい、どうもありがとうございます!」
パタン
翠星石「はぁ、なんか怒鳴り疲れたです…」93 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 21:51:33.51 ID:IrTa3FjLO
翠星石「何なんですか、翠星石は間違ってなんかいないはずです」
翠星石「おかしいのはあいつらです。ドレスは薔薇乙女に欠かせないもののはずです!」
翠星石「それなのに、真紅も雛苺も帽子も水銀燈もみーんな楽な格好ばかりして…」
翠星石「…い、いや…それでも金糸雀ならビシッと言ってくれるはずです!」94 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 21:57:53.16 ID:IrTa3FjLO
ガチャ
翠星石「JUM、何かきたですよ」
JUM「僕か?」
翠星石「です」
真紅「あ、ようやく届いたわね」
翠星石「へ?」
真紅「よいしょ」ビリビリー
翠星石「??」
真紅「いろいろTシャツ買ってみたの。安かったわ」
翠星石「ムッキャアーーー!!」
97 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:04:16.53 ID:IrTa3FjLO
翠星石「何ですか!?TシャツTシャツTシャツTシャツ…」
水銀燈「うるさい」
翠星石「黙りやがれです!お前らはTシャツの回し者ですか!」
雛苺「だって楽だもん」
翠星石「でゅゅゅゅううう…」ピクピク
蒼星石「翠星石、君は暑いから苛立ってるんだよ」
JUM「何か変だぞお前」
翠星石「意地張ってるだけです!」ブンブン
のり「きゃっ!」
水銀燈「落ち着きなさい」100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:10:55.52 ID:IrTa3FjLO
翠星石「はぁ、はぁ…」
ピンポーン
翠星石「あぁ!?」
JUM「金糸雀じゃないか?」
翠星石「アンチクショウ、舐めやがって!」
ズカズカ
水銀燈「呼べっていったの…あの娘よね」
真紅「そうね。蒼星石」
蒼星石「…うん。何かおかしい」
雛苺「うゆ…?」103 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:19:00.78 ID:IrTa3FjLO
金糸雀「あっついわ…こっちの身にもなってほしいかしら」
ピンポーン…
金糸雀「上がってもいいのかしら?」
ガチャ
金糸雀「あ、遊びに来たかしら…」
翠星石「うおぉぉぉぉ!」
金糸雀「へっ?」
ガシッ
翠星石「ムッキャアーーー!」クワッ
金糸雀「ぎゃあああああ!」ビクッ106 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:24:24.35 ID:IrTa3FjLO
――――…
金糸雀「ちょ、離して!離してほしいかしら!」
翠星石「黙りやがれです!」
水銀燈「ちょっと理不尽じゃない?」
翠星石「金糸雀、正直に答えるですよ?」
金糸雀「へ?」
翠星石「おめーは…違いますよね…?」
蒼星石「いや、それ質問になってないよ」
JUM「金糸雀も可哀想だな…」107 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:32:13.64 ID:IrTa3FjLO
JUM「金糸雀、普段ドレスを着てるのか?」
金糸雀「ドレス?」
翠星石「こいつらは馬鹿だからドレスを着ないでTシャツばっかなんですよ。おかしくないですか?」
水銀燈「誰がバカですって?」イラッ
蒼星石「ま、まぁまぁ」
翠星石「で、どうなんですか?」
金糸雀「あ、あー…」108 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:37:04.65 ID:IrTa3FjLO
金糸雀「カナは…ドレスかしら」
翠星石「!」
JUM「マジ?」
金糸雀「いや、ドレス派だったけれど…」
翠星石「!!」
金糸雀「みっちゃんが夏は暑いからって沢山Tシャツ買ってくれて…それで…」
翠星石「もういいです」
真紅「いいって?」
雛苺「翠星石?」110 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:43:07.70 ID:IrTa3FjLO
翠星石「こんな卵焼きジャンキーに期待したのが間違いだったです」
金糸雀「…」ガビーン
翠星石「今からその曲がった根性叩き直してやるです!スィドリーム!」
JUM「ばっ、やめろ!」
翠星石「きゃっははははは!」
真紅「はぁ…水銀燈」スッ
水銀燈「ええ」スッ
JUM「?」112 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 22:53:43.31 ID:IrTa3FjLO
真紅「ふんっ!」
ガシッ
水銀燈「全く、世話の焼ける妹だこと」
翠星石「は、離しやがれですぅ!」
蒼星石「おお、あの二人が組むとは」
銀・紅「どす恋!」
ドゴォ!
翠星石「ぐはぁ!」
雛苺「恐いの…」ガクガク115 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:00:44.74 ID:IrTa3FjLO
真紅「少し頭を冷やしなさい」
翠星石「あっははは、はははひゃははは」
JUM「おい、何かおかしいぞ?」
蒼星石「翠星石!?」
ジュッ
蒼星石「あっつ!」
水銀燈「え?…あら、ホント」
雛苺「少し様子がおかしかったって言うか、怒りやすぽかったのって…」
金糸雀「なるほどね」
のり「分かるの?」118 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:19:39.37 ID:IrTa3FjLO
金糸雀「翠星石はあんまり暑いところに行ったことがないのかしら、蒼星石?」
蒼星石「そうだね…北欧ばかりだったから」
JUM「暑さに慣れてないのか!」
金糸雀「そ。しかもドレス何か着てれば熱の逃げ場なんかなくなるかしら」
蒼星石「そうか。しかも興奮気味だったから余計に」
真紅「取り敢えずベッドに運びましょう」
雛苺「あいあいさー」
翠星石「う…うぅーん…」シュウウウ120 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:25:19.44 ID:IrTa3FjLO
――――…
翠星石「はっ!」ガバッ
JUM「お」
翠星石「JUM…?」
JUM「まだ寝てなきゃダメだ」
翠星石「翠星石は…?」
JUM「暑さにやられてダウンだ。すごく熱かったんだぞお前」
翠星石「そうだったんですか…心配かけちまったですね」123 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:37:48.09 ID:IrTa3FjLO
JUM「や、それはいいけど…」
翠星石「?」
JUM「ドレスのままだとまた倒れるかもって金糸雀が」
翠星石「…」
JUM「そんなに嫌か?」
翠星石「嫌じゃないです。ただ、引き返せないところまで意地を張ってしまったと言うか…」
JUM「まぁ、何となく分かってはいたけどな」
翠星石「…ふん!」128 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:49:35.59 ID:IrTa3FjLO
翠星石「まぁ、仕方がないからTシャツ位着てやっても…」
真紅「あら、嬉しいこと言ってくれるじゃないの」
翠星石「真紅!?」
水銀燈「ほら、貴女に似合いそうなのを選んでみたわ」
雛苺「明日はこれを着るのよー」
蒼星石「みんな、翠星石は病み上がりなんだから…」
翠星石「お、おめーら!」
金糸雀「ヒッ!」ビクッ
翠星石「あ…ありがとですぅ…」もじもじ130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/19(水) 23:56:15.62 ID:IrTa3FjLO
――――…
翠星石「こ、これでいいですかね?大丈夫ですかね?」
翠星石「いや、みんなが選んでくれたですよ?大丈夫です」
翠星石「深呼吸をして…いざ!」
ガチャ
翠星石「お、おはようです」
JUM「おはよう…お?」131 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/20(木) 00:01:21.47 ID:WSwXt/0iO
JUM「おーおー、良いじゃないか」
翠星石「あったり前です。誰だと思ってるんですか」
真紅「あら、似合ってるわよ」
雛苺「可愛いのー」
翠星石「ありがとで…おい」
真紅「?」
翠星石「おめーら、Tシャツはどうしたですか…!」133 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします[] 投稿日:2009/08/20(木) 00:07:46.06 ID:WSwXt/0iO
真紅「今日はかなり暑いみたいだし…もう水着でいいかなと」
雛苺「GWの時の水着大活躍なのー」
JUM「ビニールプール出してやるよ。ちょっと待ってろ」
真紅「蒼星石と金糸雀も来るって言ってたわね」
雛苺「うよーい」
翠星石「…」プルプル
JUM「ん?」
翠星石「ムッキャアーーー!!」クワッ
おしまい