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1 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:28:43.89 ID:.8vFwwDO
つまらないかもしれんが書いてみたんで誰か読んで
文才皆無だから暇潰し程度に
sage進行でよろしく
反応があったら投下します3 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:38:56.41 ID:.8vFwwDO
ありがとう
とりあえずポツポツ
「さっさと起きなさいよ!」
「キョンく?ん…」
「……起きて」
と、3人の女の子の声に意識がはっきりしてきた。
少しずつ目を開けると、光の眩しさと共に、さっき声の主だと思われる3人の顔が目に入ってきた。
怒っているようで心配しているような
心配し過ぎて泣きながら
無表情の中にも若干心配の色があるような
3人とも俺の目が開いたのが分かると喜びの表情に変わった。
(あれ…俺はどうして…?)4 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:40:59.40 ID:.8vFwwDO
体を起こして3人の顔を見てから、声をかけようと
「みんn…「おや、お目覚めみたいですね。」
部屋のドアが開いたと思ったら、やたら笑顔が爽やかな男がそこに立っていた。
キ「古泉か…なんでこんな状況になってるのか説明してくれ。」
俺は身体中に包帯が巻かれて、半裸で、知らない部屋のベッドで寝ていたからな。5 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:43:39.37 ID:.8vFwwDO
遅れて入ってきた男、もとい古泉が説明してくれた。
雪山のポポの様子を見に行っていた前任ハンターにより、気絶していた俺を発見した、と連絡があり約半日ほど女子3人で看病してくれてたらしい。
「どうせアホキョンの事だから足でも滑らせたんでしょ。」と悪態をつくハルヒ。
「目が覚めて本当によかったです。」と泣きながら喜んでる朝比奈さん。
「…よかった」と一言だけだが少し嬉しそうな長門。
感謝の言葉と心配させて悪かったとの謝罪の言葉を口にすると、3人ともうなずいてくれた。6 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:48:37.43 ID:.8vFwwDO
ここに来ている経緯を少し回想してみようかな――
ギルドの要請によって新ハンターを派遣する事になり、以前から親交があった俺達5人は揃って村に行くことになった。
出発の日になって用事が出来てしまったので、先に4人に行かせて俺も遅れて出発した。
順調に村に向かっていたのだが、突然の吹雪。そして大きな雄叫びが聞こえてきた。
急ごうかと足を進めようとすると、大きな揺れと共に大きな影が目の前に落ちてきた。
吹雪のせいであまり見えなかったのだが、「これはヤバい!」と思った瞬間には俺は全力で逃げ出した。
7 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:50:14.13 ID:.8vFwwDO
…と、ここまでしか記憶がなく少し曖昧だな。
こんな体でも生きているんだし、わざわざ話をしても不安にさせるだけだから、黙っていよう。
ハ「さぁキョン。起きたなら村長に挨拶行くわよ。あんただけまだなんだから!」
と、5人で村の施設や店を紹介してもらいながら村長の所に案内してもらった。
村長に挨拶をすると、「身体はもう平気か?…」と前置きして、クエストの事等の説明を受けたが、長くなりそうなので割愛する。
どうせハルヒか古泉がしっかりしてくれるさ。8 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:52:05.41 ID:.8vFwwDO
さっそく依頼を受けてみるか?と村長の言葉に
ハ「もちろん!」
とハルヒは、はりきって手続きを済ませてしまった。
俺は病み上がりなんだがなぁ…。
そこんとこ分かってくれていたのか、受注したクエストは[ホポノタン]を5つ納品するものだった。
これくらいなら大丈夫だと安堵したが、ハルヒはさっそく出発すると言い出した。
ホント、落ち着くって事を知らないのかね…
やれやれ。
9 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 01:54:56.75 ID:.8vFwwDO
と言うことで、俺達5人は雪山に着いたが、ここで武器の紹介でもするか。
キョン→太刀
ハルヒ→弓
みくる→大剣
長門→狩笛
古泉→ランス
長門と朝比奈さんは身体に似合わず大きな武器だ。
持てないんじゃ…と思うだろうが気にするな。仕様なので大丈夫だろう。
み「はい。キョンくんの分ですよ。」
と朝比奈さんが[ホットドリンク]と[携帯食糧]を渡してきてくれた。
他のメンバーにも配ったようでみんな同じ数持っていた。
気配り出来る人って良いよなぁと感心しながらポーチにアイテムを入れて、ふとみんなを見渡してみた。10 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 02:08:38.72 ID:.8vFwwDO
みんなは視線に気付くと
み「頑張りましょう。」
古「あまり無理はなさらないように。」
長「……ふぁいと。」
ハ「そろそろ準備出来た?」
と笑顔で話してくれた。
それぞれに頷き返す。
ハ「それじゃ、出発?♪」
と満面の笑みのハルヒの号令によりみんな走り出した。
やっぱりみんなと一緒に行くのはいいな。と、思いながらみんなに遅れないように走った。12 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 20:37:14.60 ID:.8vFwwDO
しばらく走ってると
ハ「そうそう!その辺に採取出来るアイテムがあるかも!?見付けたら採っておきましょう。」
古「そうですね。換金出来るアイテムもあるらしいので、探しましょう。」
み「あっ!薬草見つけましたよ♪」
雑談しながらもみんなで採取しつつ、先に進んで行く。
長「…ストップ。」
キ「どうした?長門。」
長「この先にポポがいる。」と言い終わると同時に、笛を吹き始めた。
すると、少し力が溢れてくる感覚した。
長「……サービス。」
と言うとすぐにポポがいるという方を向いた。
みんな微笑みながら口々に礼を言い、ポポを確認した。14 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 20:40:52.46 ID:.8vFwwDO
確認したのはポポ3匹。
ハ「みんなで突撃して一気に仕留めましょう。」
み「そうですね?。」
と、朝比奈さんは笑いながら武器に手をかけた。
…朝比奈さんの笑顔に背筋が寒くなった…のは気のせいだろ。うん。
ハルヒが弓を構え、引き絞るのを合図にそれぞれが飛び出した。
ハルヒが放つ矢は俺達にかすりもせず、ポポの足を狙い撃ちにしている。すごい命中精度だな。
よろめいたポポを切りつけるのは余裕だった。
朝比奈さんと古泉ももう1匹の方を仕留めていた。
古泉はやたらと後ろに回り込むのはなんでだろうな。あまり考えたくない。15 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 20:45:25.06 ID:.8vFwwDO
すいません
重くなったからつい寝てしまった
気を付けます
動かなくなったのを確認して、もう1匹を探すと逃げ出そうとしていたが、
長「…逃がさない。」
とポポの頭部に笛を叩きつけた。長門は動かなくなったポポをじっと見下ろしていた。
おい!無表情なのがさらに怖いぞ…長門。
そうして仕留めたポポをみんなで手分けして、剥ぎ取りをし、[ポポノタン]を3つを手に入れた。
ハ「あと2つね!5人いるんだし手分けして探しましょうか。」
古「よい考えですね。」
と、何故かくじを持っていたハルヒによって2手にわかれた。
ちっ、何でこんな時にハルヒと2人きりなんだ。16 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 20:51:31.83 ID:.8vFwwDO
さてさて、古泉達とは「20分後にここで。」と別ルートで山に入った。
途中ハルヒは、ギアノスやコンガを見つける度に矢を撃ちまくる。おいおいフォローする身にもなれよ…。
きちっと剥ぎ取りまでした所で、
ハ「そういや、あんた身体は大丈夫なの?」
キ「今さらだな…。まぁ走り回れたし大丈夫だろ。」
ハ「…そう。」
キ「……?」
ハ「まぁいいわ、平気そうなら…。あまり心配させるんじゃないわよ?」
と、弱々しく言ったハルヒに不覚にもドキッとした。
俺は何か言わないと、と口を開こうとしたら
ハ「あ?っ!ポポ発見!」
と思いっきり走り出していた。
…やれやれ。17 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 20:55:43.43 ID:.8vFwwDO
無事に[ポポノタン]を手に入れ、集合場所に向かう。
すでに3人は待っており、[ポポノタン]の他にも回復薬の材料等も採取していたみたいだ。
これでクエスト完了だな!
納品してお金を受け取り村に帰り着いた。
自室は前任ハンターが使っていた家をそのまま使うことになっている。
家というか屋敷だな。余裕で5人で使えるくらい大きいものだった。
驚いたのは入り口にデカデカと、【SOS団本部】と看板が置いてあった。
いつの間に用意したんだよ…。
ちなみに
S→世界中の
O→大型モンスターを
S→掃討しまくる
団
らしい。
そんな事をしたらハンターは廃業だ。というツッコミはしないでおこう。18 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/18(水) 21:00:11.63 ID:.8vFwwDO
戻り際にハルヒは
ハ「明日も朝からバリバリクエストに行くわよ!じゃ解散。」
と言い自分の部屋に入っていった。
全く、休みとかも考えてないんだろうな。
まっ、暇しなくていいし楽しくない訳じゃないからいいか!と考えつつ、武器の手入れや採取したアイテムの整理を終え、ベッドに転がった。
そうして、いつしか寝てしまっていた。
21 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 21:51:33.46 ID:JvQOwsDO
今日も投下します
次の日
ハ「さっさと起きなさいよ!」
とベッドから落とされて目が覚めた。
キ「いって!!…もっと優しく起こせないのかよ…。」
ハ「ふん。例えば?」
キ「う?ん。(妹風にか、それとも幼馴染み、メイd…)」
ハ「マヌケ面!」
キ「なっ!!お前が聞いてk」
ハ「みくるちゃんが朝ごはん作ってくれてるから、早くキッチンに来なさい」
と言い残すと、さっさと出ていってしまった。
やれやれ、…急ぐか。
顔を洗い、急いでキッチンへと向かうと、見たことないネコと朝比奈さんがご飯を作っていた。22 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:09:57.82 ID:JvQOwsDO
キ「おはようございます。」
み「あっ!おはようございます♪もう少しなんで待っててね。」
椅子に座り
古「ずいぶんゆっくりでしたね。」
キ「みんなが早すぎるんだ。」
と挨拶もそこそこ朝比奈さんの手作り朝食が出来上がり、さっそくいただいた。
ハルヒと長門はすごい勢いで食べてたな。
それに何かスタミナついた気がする。
ちなみに、見たことないネコとは、ネコではなく{アイルー}と呼ばれる獣人種らしい。人語を理解出来るらしく、お手伝いとして雇ったみたいだな。23 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:10:49.41 ID:JvQOwsDO
朝食も食べ終わり、朝比奈印のお茶をゆったり飲んでいた。
大剣をぶんぶん振り回してるとは思えないな。
ハ「今日はどんなクエストに行きましょうか?」
キ「出来ればあまり疲れないような…。」
ハ「やっぱり狩猟クエかしらねぇ。」
キ(俺の意見なんてど?でもいいんだなぁ。)
古「では、{イャンクック}がよろしいのでは?注意すれば大ケガする事もないでしょうし、5人で行けば問題ないと思われます。」
長「同意する。」
み「そうですねぇ。みんなでまた行きましょう。」
ハ「じゃ、決まりね!さっそく行くわよ!」24 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:12:21.74 ID:JvQOwsDO
と、さっそくハルヒは村長の所に手続きをしに行った。
さて、準備しとくか。今回のクエストの指定地は[密林]だったな。
[密林]への移動中に―
長「{イャンクック}は鳥竜種にあたり、耳と顎が特徴。火をはいたり尻尾を振り回したり、体当たり等の攻撃に気を付けた方が…。」
と、長門がいろいろ説明してくれた。勉強になるがいっぺんに聞いても…。
そんなこんなで[密林]に到着した。
ハ「今回の目標は1匹だしどこにいるかわかんないから、手分けして探しましょう。」25 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:13:51.06 ID:JvQOwsDO
古「それがいいですね。そうそう、目標を見つけたらこれを使って下さい。」
と手渡されたのは[ペイントボール]だった。たしか…特殊な色と匂いが出て、モンスターの位置を特定するアイテム。だったかな。
朝比奈さんから支給品を受け取り、ハルヒの号令によりみんなは出発した。
走り回る俺の前で、目標の{イャンクック}がまさに飛び立とうとしているのが見えた。
急いで投げつけた[ペイントボール]だが足に当たってくれた。が、目標そのまま飛んでいってしまった。
まぁこれでみんなにも分かるだろうと、目標が飛んでいった方へ走った。26 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:15:20.33 ID:JvQOwsDO
みんなも気付いたらしく、追いかけてる途中で程なく合流した。
ハ「見付けたのはキョン?意外にお手柄ね!」
とお褒めの言葉まで頂いた。
飛び立った目標を見つけたのは高台だが、木が少なく視界もいい場所だった。
さて、戦闘開始だな。
ハルヒの弓を合図に、またみんなで突っ込んだ。
俺と朝比奈さんで左右から足を狙う。古泉は隙を見つけては突く、を繰り返していたし、長門は遠くから笛を吹き、援護してくれていた。
ハルヒは相変わらずの精密射撃で顔面ばかり狙っていたな。27 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:16:20.29 ID:JvQOwsDO
ダメージが蓄積したのか、{イャンクック}は足をバタバタしながら倒れ込んだ。
そこをみんなでさらにタコ殴りする。
そこ!卑怯とか言うなよ。
起き上がった{イャンクック}は俺の方に向き直ると、突撃してきた。
ギリギリで回避をするが、起き上がるとまた執拗に狙ってくる。
キ(おいおい…マジかよ!)
回避を繰り返していたがついに崖に追い込まれてしまった。
下手に動けずにいると、火を吐こうとしているのがわかった。
やられる!と思った瞬間に、何かが破裂する音と共に高い音が鳴り響いた。28 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:17:59.45 ID:JvQOwsDO
すると{イャンクック}はフラフラしはじめた。
今のうちにと広い方へ回り込み様子を見る。
どうやら長門が[音爆弾]を投げつけてくれたみたいだ。
キ「助かった。サンキュー長門。」
長「…気にしなくていい。」
意識がはっきりしたのか、地団駄を踏んだ{イャンクック}だったが、足を引き摺りながらも飛び去ってしまった。
追いかけようとしたが
ハ「ちょっと待って!何か見えた気がする。」
と{イャンクック}が立っていた位置を探し始めた。
不思議に思っていた俺達だが
ハ「あった![竜のナミダ]ってこれの事じゃない?」29 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:19:04.38 ID:JvQOwsDO
いわゆる[落とし物]と言うらしく、それぞれのモンスターに条件があるらしいが、レアなアイテムが手に入る事も!と、古泉が解説した。
ハ「さて!良いものも手に入ったし、弱ってたみたいだから一気に行くわよ!」
インクや匂いを頼りに、洞窟に入る。豪快なイビキが聞こえたと思うと、傷だらけの{イャンクック}が寝ていた。
長「寝ているモンスターは無防備な為、大きなダメージを与える事が出来る。」
との事だ。
どうしようか?とプチ作戦会議を始めると30 名前:以下、VIPにかわりましてパー速民がお送りします[sage] 投稿日:2009/03/19(木) 22:20:02.69 ID:JvQOwsDO
み「わたしが殺ります♪」
キ「…朝比奈さん?今、殺りま…」
と言いかけたが、笑顔で振り返られると何もいえず、あのハルヒも無言で頷いていた。
いつでも対処出来るよう、起こさないように静かに取り囲む。
朝比奈さんは腰だめに大剣を振りかぶり、力を溜め始めた。
み「えぇ?い!」
声と共に渾身の力を込めた大剣を振り下ろす。
{イャンクック}は朝比奈さんの一撃を受けると、最後に弱く吠えそして倒れた。
み「殺りましたぁ?♪」
と笑顔で言う朝比奈さん。
武器を持っている時は怒らせないようにしよう!
と誓った…。続く
これで完結ということにしておく