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涼宮ハルヒの妊娠

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20 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/19(火) 23:37:28.12 ID:4R9Yqblm0
涼宮ハルヒの妊娠

発売日未定


21 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/19(火) 23:46:21.93 ID:4R9Yqblm0
「ハルヒ・・・・好きだぜ・・・?」
「あたしもよ、キョン・・・」

7月も終わりを迎えようとしていた、蒸し暑いある日。
火照った顔をした俺とハルヒは、文芸部室もといSOS団の本拠地で、情事の余韻に浸っていた。

「そろそろ片付けたほうが良くないか?
 その・・・誰か着たら困るだろ・・・?」
「いやよ。もう少しだけこうしていなさい。
 こういうとき男は女の子のそばに寄り添ってなきゃだめなの!」

やれやれ。まったく、このお姫様ときたらさっきからずっとこの調子だ。
俺はハルヒに気づかれないよう心中で溜息をつき、外しかけていた腕をもう一度ハルヒにまわした 


24 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/19(火) 23:58:19.90 ID:4R9Yqblm0
俺達が付き合い始めたのは、二年生になってから間もない4月の初旬のことである。
言い出したのはハルヒで、それに戸惑いつつも快諾した俺だったが・・・今思い出しても赤面するね。
なんてったって、いきなり

「あ、あんた今彼女いないんでしょ?」

なんて言い出した団長様は、俺が当然のようにフリーであることを知るやいなや

「あたしと付き合いなさい!
 言っとくけどあんたに拒否権なんかないんだから!」

と朱色に染めた頬でぷい、と顔を背けながら俺に言い放ったんだからな。
まあ、そこでしどろもどろになりながら「俺もハルヒが好きだった」みたいな
意味のことを言った俺も俺なんだが。
ちなみに古泉の話によると、その時の俺のセリフは
爽やかスマイルでどんな女もイチコロの古泉でも口に出すのが恥ずかしいと思うほどくさかったらしい。


26 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 00:12:18.63 ID:oVjw1YVb0
さて、かくして付き合い始めた俺達だったが―――
団長と雑用係の微妙な関係から恋人同士へと昇華した俺達には
傍目から見てもわかるほど変化したことがあった。

それは、ハルヒがとんでもなく俺に尽くしてくれる、ということである。
毎朝家まで迎えに来てくれるのは言うまでもなく
昼食はハルヒ手作り弁当というのが定着した。
また、部活内でも朝比奈さんや古泉、ひいては長門までもが
呆れ顔をつくるほど俺にべたべたとくっついてくる始末だ。
最近はエスカレートし、教室でも見境なくくっついてくる。

「おい、お前ら!・・・なんでもねぇよ・・・WAWAWA?(泣)」
「キョン、ほどほどにね・・・?」

教室の一部を除く男子連中からの視線が痛いが、それに耐えるのも慣れてきたような気がする。
昔は手が触れ合っただけで顔を真っ赤にしていたんだが・・・一体どうしたんだろうね?
だが、俺はハルヒの激変っぷりに驚嘆しつつも、俺に好意をぶつけてくるハルヒが
可愛く思えて仕方がなかった。
こいつが見せてきた生意気な指図や、ぶっきらぼうなものの言い方も
全て照れ隠しだったんだな、と思うと、愛しさがこみ上げてくる。


36 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 00:25:53.33 ID:oVjw1YVb0
そして土曜日の不思議探索では当然のように俺とハルヒのペアが成立、
その次の日曜日はハルヒとデートというのがほぼ習慣付けられ――――

いや、これ以上はただの惚気話になるであろうと予測されるので割愛しておいた方がいいだろう
とにかく俺とハルヒが、相思相愛の初々しい”普通な”青春の日々を過ごしていたのは十分理解していただけたはずだ。

しかし、どんなに初々しいカップルでも、その愛を確かめ合う行為は徐々に過激になっていく。
抱擁、キス、そして最後に性行為があるわけだが・・・・結果から言おう、俺とハルヒは最後まで到達した。
付き合い始めてから2週間で性行為にまで至ったのかが世間的に見て早いのかどうかは知らないが、
唯一つだけ言えるのは、ハルヒがそれらの行為にとても積極的だった、ということである。


54 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 00:46:18.65 ID:oVjw1YVb0
「本当に・・・誰か帰ってきたりしない?」
「ああ、大丈夫だ。今夜はハルヒと二人っきりだぜ」

その日俺は、俺を一人家に置いて実家に行った家族を恨めしく思いながらも
ハルヒを家に宿泊させることができるチャンスを掴んだと知って、遠く離れた家族に感謝の意を送った。
二人で作った夕食は、冷蔵庫の中にあった有り合わせのものでつくったものとは思えないほどの美味で、
俺達はその味に感動しながら、チューハイの缶を二つ開けて乾杯した。
こんな日くらい、お酒は二十歳になってから、という法律は一時的に無効化されてもいいはずぜ?

酒の回り始めた俺とハルヒの話は弾み、いつしか酔いが全身に回ったハルヒは、
夕食が終わった後、ぽーっとした顔で俺を見つめてくる。

「おい、大丈夫か? 禁酒、今夜だけなら破ってもいいなんて言ってたが、やっぱりまずかったか・・・ってうぉ!?」
「キョン・・・キョン・・・」

ソファに座ってTVを見ていた俺は、ハルヒにいきなり抱きすくめられた。
うわ言のように俺の名前を繰り返すハルヒは、まるで俺がいないと生きていけないかのような切なげで、
そして近づいた俺の理性を容赦なく打ち砕くような一言を悩ましげに漏らした。

「ど、どうしたんだ?」
「キス・・・して? たくさん・・・」

85 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[誤字ごめんね] 投稿日:2007/06/20(水) 01:03:48.69 ID:oVjw1YVb0
「・・・んむ、ちゅ」
「・・・ちゅ、んぷ・・・はぁ・・・・キョンのキス、いやらしい・・・変態じゃない」

自分から言い出したくせになんて我侭なんだろうね、こいつは。
だが、俺がそんなキスを繰り返しているのも事実なわけで、ハルヒの言葉はあながち間違っちゃいないんだが・・・。

「うるせぇ。その気にさせといて何言ってんだよ」
「きゃ! ちょっとキョン!?」

有無を言わせず、ハルヒの体を俺が座っていたベンチソファに押し倒す。
押し倒された瞬間、少し酔いが覚めて驚いたような表情を作っていたハルヒだったが、その手から抵抗は感じられなかった。
なんだ、こいつもこの展開は予想済みだったんじゃねーか。

「いやならやめてもいいんだぜ?」
「そ、そんなこと言ってないじゃない・・・でも・・・」
「でも?」
「・・・優しくして。これは団長命令で、絶対服――はぁっ、やん!」

久々に団長命令なんて使ってんじゃねえよ。そんなこと言わなくても分かってる。
俺がハルヒを手荒に抱くわけがないだろ?
左手で、ハルヒの髪――ぴょこぴょこ揺れるポニーテール――を撫でながら、右手でハルヒの豊かな胸を愛撫する。
最初は胸に伸びた俺の手に敏感になっていたみたいだが、時間が経つにつれてハルヒの口からは甘い息が漏れ始めた。


100 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 01:18:06.97 ID:oVjw1YVb0
「やぁ・・・ん・・・」

その声が耳朶に触れるたび、俺の理性は焼ききれそうになる。
だから髪を撫でていた俺の手がハルヒのスカートの中に伸び始めたのは、俺が乱暴にハルヒを
襲わないための、せいいっぱいの譲歩というべきだろう。
同時に、今まで服越しに撫でていた胸を直に触れるために
邪魔なTシャツとブラジャーを、肌を傷つけないように捲り上げる。

「お前、やっぱ胸でけえんだな」
「はぁ・・・はあ・・・・恥ずかしいんだからあんま見ないでよね」

実際、邪魔な拘束具から解き放たれたそれは、朝比奈さんのものには及ばないものの、
俺の手にはおさまりきらないほどの十分な大きさを保有していた。
その感触を確かめたくて、俺の手は無意識にハルヒの胸を揉みしだく。

「は、やあっ、もっとゆっくりして・・・?」
「あ、ああ。すまん」

しかしそういいながらもハルヒの胸の感度はすこぶる良好だった。
赤く充血した乳首を指でこねくりまわすたびに、

「あぁんっ」や「ひあっ」

なんて嬌声を上げるところから見るに、こいつは胸が特に強い性感帯らしい。
そして俺はそんなハルヒの声がもっと聞きたくて、ハルヒの陶磁器のような綺麗なむ胸肌に舌を這わす。
途端に聞こえる一段と大きな嬌声が、俺の考えが間違っていなかったことを証明した。


130 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 01:39:52.44 ID:oVjw1YVb0
右手で胸を責めながら、俺はハルヒの秘所へと侵攻を開始する。
わずかに足を閉じようとしたハルヒだったが、最早そこには微塵の力も感じられない。
ハルヒのミニのデニムスカートを上にずらすことは、なんとも容易なことだった。

いやはや・・・ハルヒのパンツは飽きるほど見てきたが・・・状況が違うとここまで興奮するものなのか。
また、ハルヒの女の子らしくない仕草から見ることができるそれとは違い、
今のハルヒのパンツの割れ目部分には、僅かながら染みが見て取れた。
ということはつまり・・・・

「感じてるのか?」
「なっ、何聞いてんのよバカ! エロキョン!」

まああれだけ声を上げてたらハルヒが感じてるかどうかなんて一目瞭然なんだがな。
だが俺は、ここであえて意地悪をすることにした。別に俺がSだから、ってわけじゃない。
ハルヒがたまに見せる、弱気な、見るもの全ての庇護欲をそそるような表情が見たいってだけだ。

「じゃあ今から・・・どうしてほしい?」
「あ、あんたの好きにしなさいよ。っていうかそんなこといちいち聞かないでよね!」

ハルヒの反応に満足した俺は、ほんのりと桃色づいた健康そうなふとももから下着を脱がしていく。
その間ハルヒは恥ずかしそうに目を逸らしていたが、嫌がるそぶりはまったくみせなかった。
そして――俺の目の前に、まだ誰にも蹂躙されたことのない、ハルヒの秘所が姿を現した。


ふぅ、ハルヒスレ乗っ取りはこれだからやめられないぜ
とりあえずあと一レスぐらいは書くが、それ以降は明日残ってたら書き込むよ


346 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。 [] 投稿日:2007/06/20(水) 21:00:49.82 ID:oVjw1YVb0
むん、と辺りに広がるハルヒの”雌”の匂い。
ズボンがはちきれんばかりに(この表現はベタだが、それとしかいいようがない)
俺のソレは誇張しているが、俺はまだズボンは履いたままで
茂みに隠れた割れ目に指を沿わせた。

「やっ・・・・はぁ・・・」

指が触れた瞬間にビクッ、とハルヒの腰が震えたが、俺はかまわずに指の動きを早めていく。
そして十分に濡れているのを確認して、俺はハルヒの割れ目にゆっくりと指を入れ始めた。
―――熱い
ぐちゅ、と擬音を立てそうなほどに水気があるハルヒのそれは、どんどん俺の指を埋没させていく。


帰宅、ついでに無線LAN復活!
続きは風呂に入ってから書き始めるのでしばしのお待ちを


371 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 21:51:56.38 ID:oVjw1YVb0
俺の中指が第二関節辺りまで入ったところで、俺は指の侵攻を中断した。
そして、指を入れたときと同じように、わざと緩慢な動きで指を引き抜いていく。

「ふあっ、ああ・・・・」

どうやら抜いたときが一番感じるようだ。
もっと声が聞きたくて、俺は指の往復のスピードを徐々に上げていく。
ハルヒは処女だったので、あまり強く刺激すると痛みを感じるかと心配していたが
意外にも痛みはまったくない様子だった。
それどころか、水音はより大きく淫らなものとなっていく。
俺が隠し持っているAVに出演していた女優も
ここまでは愛液を出していなかっただろう。

ぐちゅ、ぬちゅ、という厭らしい音がTVが消えて静かな部屋に響く。

「あっ、はぁ・・・ん、指・・・キョンの指が入ってるのぉ・・・・・・」

その声が、俺の指を更に加速させる。
いつしか愛液は飛び散り、または指を伝いベッドソファに零れ始める。

「やぁ・・・なんかくる・・・・キョン・・・・だめぇぇ」
「初めてで指でイクだなんて、ハルヒの方がとんだ変態じゃねえか」
「そんな・・あん・・・そんなことないわよ・・・やあっ、ダメ、やあぁぁあああ!!!!」

385 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/20(水) 22:10:55.51 ID:oVjw1YVb0
ハルヒが一段と大きな嬌声を上げた瞬間、俺の手に大量の透明な液体が降りかかる。
やれやれ、いきなり潮吹きさせちまうとは・・・・俺にはセックスの才能があるのかもしれないな。
AV男優として働けば、結構いい線までいけるんじゃないだろうか。
もちろんハルヒがいる俺が、そんなことをするわけもないんだが―――

「はぁっ・・・・はぁっ・・あ・・・・」

ハルヒが絶頂を迎えている間、俺はそんなくだらないことを思考していたが
ハルヒの秘部から滴り落ちる愛液を見て、同時に「もったいない」とも思った。
したがって、俺が何の躊躇もなく蜜が溢れ出す部分に舌をつけたのは当然のことだといえよう。

「え!? キョ、キョンってば何してんのよ、やめなさい! その・・・汚いじゃない!」

俺は顔を今までになく真っ赤にしたハルヒの制止も聞かず、ハルヒの秘部から未だに
徐々に溢れ出す愛液を舐めとっていく。
これが汚いだって?
おいおいハルヒよ、お前のものなら俺は何だって受け入れる自信があるんだぜ?

「や、やめなさいっていってるでしょお・・・あぁ・・・ふ・・・・」

絶頂を迎えたばかりのハルヒはかなり敏感になっているようで、
俺が舌で――とくにクリトリスを――責めるたび、拒絶の言葉が、言葉にならなくなっていく。
そんなハルヒの姿を見て、俺の男根はすでに限界を迎える寸前だった。

「ハルヒ・・・俺、もう・・・・」


395 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/20(水) 22:40:25.71 ID:oVjw1YVb0
「いい・・・わよ・・・・で、でも優しくしないと後で酷いんだからね・・・・?」
「ハルヒ・・・・・・・」

俺はハルヒの許可をもらってから、ズボンと下着を下ろした。
上半身のシャツはすでに脱いでいたので、実質俺は真っ裸になったわけだが・・・・

「お、おっきいわね・・・こんなのがあたしのに・・・」

すでに最大限に勃起した俺のソレに、男性器を初めて見たハルヒは驚いたようで
不安そうな目で俺を見つめてくる。自分でもデカいほうだとは思っていたが・・・
こんな反応をされるとちょっとショックだな。自分の大きさが日本人男性の平均を
大きく上回っているのは、得てして喜ぶべきことではなかったのかもしれない。

「じゃあ、入れるぞ・・・・?」
「う、うん」

俺の理性は崩壊寸前で、もうこれ以上自分を押さえきる自信がなかった。
スムーズにコンドームを装着した後、俺は早くしてくれといわんばかりに
動脈の動きに従って僅かに動くソレをハルヒの秘所にあてがった。
だがいざ挿入するにあたって、俺はハルヒの顔が不安そうに歪んでいることに気がついた。
ハルヒの体を抱きしめてから、耳元で優しくささやく。

「大丈夫・・・ちょっと痛むけど・・・一瞬だけだから、な?」
「あ、あたしが恐がってるとでも思ってるの?
 さっさとしなさいよね、最初にキョンの好きにしてっていったじゃない」

426 名前:以下、名無しにかわりましてVIPがお送りします。[] 投稿日:2007/06/20(水) 23:14:19.65 ID:oVjw1YVb0
口ではぶっきらぼうにそういっているものの、ハルヒの体から力が抜けたのを背中に回した腕から感じる。
やっぱりこいつも緊張してたんだな・・・
ああ、なんでこんな大切なときに、俺はハルヒと痛みをわかちあうことができないんだろう。
俺はハルヒだけが破瓜の痛みを味わうという事実に憤慨しながらも
理性が音を立てて崩れ始めたのを感じ取っていた。

「・・・・いくぞ」

先程の手で十分に濡れていたハルヒの花弁に、俺のブツを軽く押し当てる。
そして亀頭の先が少しだけ入ったことを確認すると、一気にそれをハルヒの中に押し入れた。
ぐちゅっ、という指を入れたときとは比較にならないほどの淫らな音を上げて、
花弁が抵抗をみせながらも、俺のペニスを飲み込んでいく。

「大丈夫・・・・か?」
「はぁ、はぁ・・・ええ・・・思ってたほど痛くなかったわ。
 もっと酷い痛みだと思ってたんだけど・・・意外ね・・・」

最後まで入りきったことを確認し、俺はハルヒに声をかけた。
しかし――苦渋に満ちた表情を想像していた俺は拍子抜けすることになる。
確かにハルヒは何かに堪えるような顔をしていたが・・・そこまで破瓜に痛がっている様子ではなかった。
まさか非処女でした、なんてオチじゃないだろうな?

俺の脳によからぬ考えがよぎるが、接合部から見て取れる出血は、ハルヒが処女であったことを教えてくれる。
それに一気に入れたときに、肉壁とは別の何かに当たったような感触があった。


441 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/20(水) 23:38:39.02 ID:oVjw1YVb0
おそらくそれが処女膜だったのかもしれない。
何しろおれにとっても始めての経験なので、詳しいことは何も分からないのが現状だ。

「無理してないだろうな」
「ほんとに大丈夫だから・・・ねぇ、それよりも・・・動かしてもいいわよ?」

俺から顔をそらしながら、言いにくそうに俺のピストン運動をねだるハルヒはとんでもなく可愛く
ハルヒが本当にあまり痛みを感じていないのか、似合わないやせ我慢をしているのかは判別し難かったが
俺は結局腰を動かすことにした。
初めはハルヒも、俺がゆっくりとした抽出を繰り返すたびに苦しそうな声を上げていたが
ある程度ピストン運動にも慣れてくると、その堪えるような声が悦びの声に変わっていく。

「やっ、はん、あんっ・・・・キョンっ、はぁっゆっくり・・・あんっ・・して」

そして同時に、絡みつくような肉壷のの動きに俺も夢中になり始めていた。
包み込まれるような暖かい感触に、俺の腰の動きはどんどん加速していく。
ただ出し入れするという、単純極まりない行為が、とんでもなく気持ちいい。


460 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 00:01:41.95 ID:SlePm+e50
「・・・あっ、はぁ・・・はんっ、あたし・・・おかしくなっちゃう・・・」

肉同士がぶつかりあう音と、接合部から漏れ出す水音、そしてハルヒの喘ぎ声が
交じり合って、俺の興奮を際限なく上昇させていく。
気づけば俺の脳には理性なんてものはこれっぽちも残っておらず、俺はただの獣と化していた。

腰の動きは止めずに、空いている両手でハルヒの胸にも手を伸ばす。
俺がハルヒ突き上げるたびに揺れる胸は、まるで俺を誘っているかのようで、
俺はなんのためらいもなくそれを両手で鷲づかみにした。

「いやあっ、やん、はぁああん!!!」

途端、特に敏感な三箇所の性感帯を一気に責められたハルヒが一際大きな嬌声を上げるが、
最早俺の耳はいかなる音を拾うことさえあきらめていた。
膣壁の締め付けがきつくなりつつあることを感じながらも、俺は絶頂を迎えてしまわないようにこらえるので必死だった。
これ以上腰の動きを早くすれば数秒で俺は果ててしまうだろう。だが俺の本能は、さらなる快感を求めている。
矛盾に満ちた考えが俺の脳内で鬩ぎあう。
だが、その矛盾が解決する前にクライマックスは訪れようとしていた。

「あんっ、あぁんっ、キョン、・・・あたし・・・・もう・・・イッちゃいそう・・・やぁああ、ぁんっ」


550 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 00:27:24.16 ID:SlePm+e50
瞬間的に膣壁が、今までとは比にならないほどの強さで俺の男根を締め付ける。

「う・・・・あっ・・・ハルヒ、俺も・・・・」

射精を促すようなその動きに、俺はもうこみ上げてくる衝動を抑えきれないことを悟った。
俺は最後のスパートをかけるべく、手をハルヒの腰にかけて渾身の力で腰を振ることに専念する。

俺の高速な抽出と、強烈な締め付けが組み合わさり、これまでにない摩擦が
頭を真っ白にするほどの快感を俺に与えてくる。
そしてその快楽に先に身を預けたのは、ハルヒのほうだった。

「やだ・・・くる・・・キョン、・・もうダメ・・・あ・・・あぁあぁあああぁあああああ!!!」

ハルヒが二度目の絶頂を迎えた瞬間、精液を全て搾り取るかのように収縮した肉壷に、
俺の意識は完全に飲み込まれた。

「うあっ、俺も・・・もう限界みたいだ・・・ハルヒ――うああああっ!!!」


825 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 20:15:25.13 ID:SlePm+e50
奔流が尿道を駆け抜け、自慰の時とは違う、大量の精液がハルヒの中に注ぎ込まれる。
また射精の時間も長く、俺はハルヒを抱きしめたまましばらく体を動かすことができずにいた。

「ひあっ、あっ、あぁあ・・・・・」
「はぁ・・・・はぁ・・・・・・・」

先程までの荒々しい喘ぎ声ではない、余韻に浸りながら呼吸を整える呼吸音が、
俺達がついに一線を越えたことを如実に物語っていた。
俺は目の前にある、二度目の絶頂を迎えたハルヒの上気した顔を見ながら、
ハルヒと自分の鼓動が、ぴったり重なっているのを感じていた。

「ハルヒ・・・・好きだ・・・・・」
「あたしも・・・・・初めての人は絶対キョンって決めてたから・・・・ひぐっ、えぐ・・・」

何を今更、と思いながらも改めてハルヒに気持ちを伝えた俺は、
さりげなく嬉しいことを言ってくれるじゃねえか、と照れながらも、小さく聞こえてくるハルヒの嗚咽に大いに驚くことになる。
よく見ればハルヒの双眸は潤んでいて、今にも涙が零れそうだった。

「おい、どうしたんだ? やっぱ痛かったのか・・・?」

強くやりすぎたのかと心配になり、初めての性行為なんだ、しょうがないと
自己を正当化する気にもなれずに後悔に苛まれる一歩手前の俺だったが、
ハルヒの返事はそんな俺の不安を跡形もなく吹き飛ばす。

「・・・ひぐ・・・あたしね、幸せなの・・・・こんなに好きなあんたと・・・・繋れたってことが・・・・」


842 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 20:36:26.98 ID:SlePm+e50
「俺だってお前と同じくらい・・・いや、それ以上に幸せだ。
 ハルヒと繋がれて・・・初めての相手がハルヒで、本当に良かったと思ってる。
 だから・・・もう泣き止んでくれないか?」
「キョン・・・・・あたし、あたし・・・・・」

俺と繋がれたことを”幸せ”だと言ってくれたハルヒが、たまらなく愛しい。
ただ純粋に、誰にもハルヒを渡したくないと思った。

ハルヒと他愛もない会話を紡ぐのも、
ハルヒと休日をくだらないと思えるような遊びで潰すのも、
ハルヒととろけるように甘い時間を過ごすのも、
俺以外には考えられなかった。
そうだな、要約すれば――ハルヒは俺のもの、ってことさ。

「なあハルヒ――お願いがあるんだけど、いいか?」
「何・・・・?」

射精した後も繋がったままの俺達は、全身でお互いの体温を感じながら
吐息が顔にかかる程の近さで言葉を交し合う。
抱きしめながら、行為によって乱れたハルヒの髪を手で梳いているうちに
ハルヒの泣き声は聞こえなくなっていた。

「―――結婚しよう」
「ふぇ・・・?」

突然の、好きだとか愛してるとかの睦言とは次元の違う俺の告白に、
ハルヒはただでさえ大きなその瞳を、さらに見開いている。
そりゃ驚くのも無理はないな。でも・・・この気持ちに嘘はない。
俺は、俺の告白にフリーズしてしまったらしいハルヒに独白を続ける。

860 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 21:14:50.46 ID:SlePm+e50
「今はまだ無理だ・・・俺もお前も高校生で、自立もできないしな。
 でも、いつか・・・俺がちゃんと働けるようになって、ハルヒと二人で暮らせるようになったら・・・結婚しよう」
「ちょ、ちょっと・・・本気で言ってるの?」
「ああ、俺は大真面目だ。で、どうなんだ?」
「・・・・わよ」
「え?」
「い、いいって言ってるの!
 でも、あたしにプロポーズしたからには――んむ!?」

ハルヒが何かごちゃごちゃといい始めたのを見計らって、こうるさい唇を自分の唇でふさぐ。
今まで生きてきた中で、この時間ほど幸せだと感じたことはなかった。
舌を入れない、軽いキスを終えて、俺は静かになったハルヒに、たった一言に凝縮された思いを伝えた。

「愛してる、ハルヒ――」
「あたしも・・・キョンを愛してる――」


俺達は、朝が来て窓から淡い陽光が差し込んでくるまでずっとそうしていた。
人に聞かれたら赤面必至の、お互いの体が再び火照るような、甘い甘い言葉を交わしながら―――。


935 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 23:29:04.13 ID:SlePm+e50
さて、長々と俺とハルヒの初夜の話を語ってしまったわけだが・・・


それからというものの、俺とハルヒは
俺の家で、ハルヒの家で、挙句の果てには誰もいない部室で愛を確かめ合うようになった。
セックスの味をしめたハルヒは、初めはイチャイチャするので満足していたが、
最近ではすぐに体を絡ませて来るといった始末だ。
いや、こういうと語弊があるな。まるでハルヒがとんでもなく淫乱な女子高生みたいだぜ。
実際そんな風になるのは俺とハルヒの二人きりの時だけで、誓ってハルヒは変態なんかじゃない。

しかし、部室での行為が他の部員にバレないはずもなく――

「あなた達が僕達がいない部室で何をしているのかは把握しています。
 僕――いえ、機関としては涼宮さんとの性行為は、どこか僕達の目の届かないところで行ってもらいたいのですが・・・。
 まあ、彼女とあなたのことです、無理な話でしょうね。ですが、一つだけ約束してください。
 避妊だけは必ずするようにお願いします。さすがに涼宮さんの妊娠の事後処理には、機関もお手上げですから」

と、古泉が他の部員を代表して俺にご丁寧にも教えてくれやがった。
どうした古泉、ちょっと笑顔が引きつってるぜ?

それにしても、ハルヒはまだ誰にも気づかれていないと思っているんだろうか・・・
もしそうだとしたなら、幸せな奴だぜ。いろんな意味でな。
しかし、古泉が懸念していることについて、俺は確信していることがあった。

「ハルヒは絶対に妊娠しねえよ」
「それはどういう意味です?」

俺の言葉に古泉は珍しく微笑を崩し、そのわけを問いただしてくる。


962 名前:涼宮ハルヒの妊娠 ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/21(木) 23:46:34.43 ID:SlePm+e50
「理由なんて簡単さ―――俺とハルヒは約束したんだよ。子供は結婚してから、ってな」

初めてハルヒと繋がった夜。
なんでもないような会話の中に、ふとハルヒが漏らした言葉。

「キョンは・・・子供、好きよね?」
「ああ、好きだが・・・それがどうかしたのか?」
「じゃ、じゃあじゃあ、あたしとの子供とか・・・欲しい?」
「俺は・・・そうだな、ハルヒと結婚して、落ち着いたら・・・ほしい。
 その時はしっかり頼むぜ、ハルヒ?」
「うんっ!」

こんな短いやり取りで、ハルヒが若くして妊娠するという未来は消えた。
俺の腕の中で笑顔で答えたハルヒは嬉しそうで、きっと未来の俺達の姿を思い描いていたんじゃないかと思う。
そしてそれは――

「涼宮さんが子供を授かるのは、あなたと結婚してから、と”願った”というわけですか」
「ああ、そういうことになるな」

古泉が、若干爽やかスマイルを取り戻した表情で呟く。
俺は古泉に背を向けて、肯定の意を示した。しばらくして、古泉が歩き去る音が聞こえた。
少し肌寒い風が吹く中庭の中、澄み切った空を見上げる。
小さな雲が見える以外、さえぎるものは何もない。まるで、俺の今の心のように―――

「キョーン、今日は屋上で食べるって言ったじゃない!」

・・・・やれやれ。俺は静かに溜息をつき、未来の妻のもとへと歩き出した。


392 名前: ◆.91I5ELxHs [] 投稿日:2007/06/22(金) 00:19:03.30 ID:db0o9o0r0
――――11年後――――

「キョーン、早くしないと遅れるわよ!」

慌しい朝の食卓に、俺の妻――ハルヒの声が響いた。
睡眠不足が祟ったのか、気の抜けた返事を返す俺の思考力は、恐らく普段の半分も欠落していたに違いない。
まだこんな時間だしどうせ間に合うだろう、と寝ぼけながら悠長なことを考えていた俺は、

「パパー、とけいこわれてるよー」

という、今年で4歳になる最愛の”娘”の声で我に返った。
よくよく壁時計に目を凝らせば確かに時計の針は止まっていて、正確な時間を表示していない。

「うわ、やべっ! ありがとよ!」

髪をくしゃくしゃっと撫でてから、俺は残りのパンを胃に詰め込み玄関へと直行した。
だが、すぐに飛び出すってわけじゃない。俺の低血圧っぷりに憤慨した
エプロン姿のハルヒから鞄を受け取り、その頬に軽くキスをする。

「いってきます」
「「いってらっしゃい」」

玄関に、二人分の返事が響き、俺は駅への道を歩き出した。
ふと空を見上げれば、どこかで見たような、澄み切った空が広がっていた―――。

?完?



[ 2009/08/28 20:25 ] SS 涼宮ハルヒの憂鬱 | このエントリーを含むはてなブックマーク | コメント(0)

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